精華演劇祭vol.6 大阪現代舞台芸術協会[DIVE]企画

 「路上の一輪」のお知らせ



ご案内しておりました 精華演劇際vol.6 大阪現代舞台芸術協会[DIVE]
企画 「路上の一輪」は無事に終了いたしました。
沢山の方にご来場頂き、厚く御礼申し上げます。





眠らない街、眠らせない<拠点劇場>

精華演劇祭は、関西の<拠点>劇場となる精華小劇場が開催する演劇祭です。
企画委員がセレクトする室の高い舞台芸術作品を上演すると共に、シンポジウム、アフタートークなどを開催します。
今回は「大阪現代舞台芸術協会(DIVE)」企画の演劇祭。岸田戯曲賞受賞作、佐藤信氏の「鼠小僧次郎吉」を、奇才・天野天街氏が演出する流山児★事務所と、海外にも活動の幅を広げる、身体性の高い舞台芸術作品を創造する指輪ホテルの2公演を招聘。協会の未来を担う若手5劇団と共に、2ヶ月間に渡って7公演を上演します。




精華演劇祭vol.6

路上の一輪

冬の空、空を見上げて、世界に私はひとりぼっちだと、口に出して呟いてみる、暗いアスファルトの舗道で、世界のあまりの静けさに息を詰まらせて。湿った空気がすとんと抜けて、寝転がれば、目線の先に白色灯に照らされたタンポポがきつく蕾を結んでいる。大声で笑ってみよう、ささくれ立った私を、世界を。見放されたものを見て、かき消された声を聞き、ないものにされた匂いを嗅ぎわけ、私達は世界を紡ぐ。大輪の花でなくても良い。私達は小さな花を世界に灯す。歩みは遅くとも、綿毛は運ばれるだろう。私達はか弱く小さなものであるが、決してなくてはならないものである。

NPO法人大阪現代舞台芸術協会 理事長 深津篤史