大阪現代舞台芸術協会会報   

第三号

  < DIVE総会、間もなくです! >

   日時:二〇〇三年四月二十五日(金)

      夜七時から

   場所:芸術創造館三階演劇大

    今年度の総会があります。

 

委任状を含め、三分の二の議決権がそろいませんと、総会が流会となりますので、加盟劇団・個人の方は、万障お繰り合わせのうえご出席ください。

二〇〇三年度の活動方針の決定と二〇〇二年度の決算の報告等が議題となります。

加盟劇団以外の方の参加もできます。DIVEの活動に興味をお持ちいただけましたら、ぜひご参加くださいませ。

< DIVEのホームページ、開設です! >

         http://www.ocpa-dive.com/

  このアドレスにアクセスしてください。

DIVEの活動状況や、加盟劇団・個人の公演情報などが見れます。

まだ開設されたばかりですが、加盟の方の情報更新により、充実したページにしていきたいと思います。

  〜コンテンツ〜

 

 ●about us

 ●加盟劇団・個人

 ●公演情報

 ●BBS

 ●LINK

 ●Members only

 

□関西演劇人会議03の1 私たちは劇場を作る!!

  ー今 ある劇場、なくなる劇場、そしてこれからの劇場ー 報告

 二〇〇三年二月二十六日、通算四回目、扇町ミュージアムスクエアではこれが最後となる、『関西演劇人会議03の1』が開催されました。前回の02(二〇〇二年十月二十九日開催)の内容を受けて、今回は「様々な劇場の在り方」に焦点が当てられ、参加者それぞれの立場・視点から提案・報告がなされました。

 会議冒頭第一部では、(財)地域創造とフランス文化コミュニケーション省の協力事業として、フランスの文化政策並びに劇場の視察に行って来られた、アイホールの山口英樹さんの報告がありました。フランスでは、劇場に対して自治体単独での予算というのはあまりなく、国、県、州、市の合同文化事業が多く行われているそうです。助成を受けない民間劇場ももちろんありますが、その場合には利潤を追求せざるを得ないので、<当たる>ものをやらざるを得ません。ある劇場では二十二年間同じ演目をやり続けているそうです。フランスの文化コミュニケーション省の人曰く、一番大事なのは、今生きて活動をしている人であり、まだ評価の定まっていない同時代の人間が大事なんだということに、山口さんは驚かれたそうです。フランスの場合、もともと芸術的背景として、王様が芸術や劇場や劇団のパトロンであるということがあり、芸術には国がお金を出すものだという風潮があるそうです。例えば、国費でまかなわれている俳優養成学校があり、そこでは3年間の間、生徒は一円のお金も払わなくてよく、生徒一人に対して二人のスタッフがつくほどの支援体制があるようです。

 続いて、ダンスボックスの大谷燠さんからは、フランスと同じように国からの支援・助成金によってその予算の八十パーセント以上がまかなわれているオーストラリアのメルボルンにあるダンスハウスの資料の提示、そして、日本の民間の劇場であるウイングフィールドの福本さんから、損益計算書の具体的数字を用いての経済状況の説明があり、

日本国内にとどまらない広い視野での劇場の在り方を考える材料が提示されました。

   現在、劇場の新しい形を体現している京都芸術センターについて、松田正隆さんは、センターを作るときに自分たちで自治することと完全に無料使用できることを目指されたそうです。運営委員会の審査を経た劇団は、稽古場を無料で三ヶ月間占有できるというシステムで運営されており、現在センターでは自主事業として、現代俳優セミナーを無料で開催したり、京都で活動している若い人々に試演会の場を提供したりされています。若い演劇人を支援している、初代コーディネーターも今のコーディネーターも、二十代の若い人たちが中心で、若くて外面的には評価の定まっていない人々を支援し、活動の場を与えることにセンターでは重点を置いているそうです。これらの話を通して、『未だ評価の定まらない人々への支援』という言葉が、今回のキーワードとして浮かび上がってきました。

 

 休憩をはさんで行われた第二部では、これからの動きつつある劇場についての話ということで、内藤裕敬さんより、「京橋近辺にある公的な倉庫を、『ウルトラマーケット』という名前で、九つの組織(演劇集団よろずや・クロムモリブデン・劇団Ugly duckling・デス電所・南船北馬一団・南河内万歳一座・未来探偵社・ランニングシアターダッシュ・舞監チーム)が倉庫やタタキ場として管理・運営し、将来的には劇場としても使用できる設備を整えたい」と、新しい場所の話が出ました。また内藤さんは、ワッハ上方を規約改正して劇場代を下げ、小劇場の場として使えるよう働きかけを行っているようです。大阪市文化振興課課長の山崎茂樹さん(現在は(財)大阪都市協会)は、「大阪市としては、限られた予算の中で何に重点を置いたらいいのかということで、世界に貢献する人材の育成、評価の定まらない人々への支援、市民が親しむ文化の創造発信という三本柱から、芸術の生産活動やネットワークを作りたいと考えている。難波駅すぐの廃校となった精華小学校の一部を、現在は生涯学習ルームや地域の集会所として使用している。そこの体育館を劇場として使用してはどうかということで、三月に議会からの了解が出れば動き始められる。基本的には、自主事業でやっていきたいという意志はあるが、未定」と話されました。近鉄劇場の松原利巳さんは、「京橋近辺に、実はあまり使われていない劇場がいくつもある。料金と客席や舞台のバランスが悪いという問題を抱えていて、稼働率が低い状態になっているが、改装すれば使えるようになるところもある。そのうち円形のものとプロセニアムのものの改装を、来年二月からの稼働を目指して企業に提案している」と新たな動きを始められているそうです。

 

   三名の方からの五つの場について報告を受けて、「内藤さんのしている動きは演劇をする側の行動。山崎さんのしておられるのはサポート・育成側の行動。松原さんの方は商業ベースによる場所を作りたいということ。この状況の中で、性格の異なる三つの動きがどう実を結ぶか、瀬戸際に来ている」(「劇の宇宙」編集長・小堀純さん)との発言から、期待と不安の混じる状況が確認された後、会議参加者から様々な要望・提案が上がりました。「助成がどういう仕組みで、どこからお金が出て、どういう審査があるということを透明にするシステムが必要なのではないか」(松田さん)、「箱がいっぱいできても、中身がない。いい劇場ができても、そこに話がわかるおっちゃんがいないといけない。箱があるから使うのではなく、箱を愛してみんなにも愛してもらえるようにしないといけない」(鈴江俊郎さん)と、我々が現在ある演劇状況にどう向き合って行けばいいのかへの提言が続いた後、「劇場がなくなるというのは、劇場だけの問題じゃなくて、作り手の問題。表現するということは、感動や批判やお金やお客さんなど全部を含めて獲得するということ」(内藤さん)、「人間には記憶力と想像力がある。扇町が失われても、それはゼロじゃない。記憶には残っている。獲得したものというのは、絶えず気を張っていなければいつ失われてしまうか分からない」(小堀さん)、「扇町と近鉄は、同じ年に始まって同じ年に終わる。この意味を考えたとき、何かの役目が終わったということなのかなと思った」(松原さん)など、劇場がなくなるということが示唆する意味を考える発言が続きました。

 今回の演劇人会議は、私たちがこの状況によって<得たもの>と<失ったもの>を、それぞれの人がそれぞれの立場で確認できた場であり、そして、その<先>にあるものを見据える場になったようです。


 

●大阪のど真ん中に小劇場を取り戻す会 報告●

 「大阪のど真ん中に小劇場を取り戻す会」は昨年八月、松田正隆氏、土田英生氏、鈴江俊郎氏、内藤裕敬氏、岩崎正裕氏、それに私の六人の呼びかけにより結成されました。これは扇町ミュージアムスクエア、近鉄劇場、近鉄小劇場、スペースゼロ、相次ぐ劇場閉館のニュースを受けて、早急に動かなければという思いから、大阪、京都の枠を越えて作られたものです。今声をあげないとこのままでは関西から小劇場演劇の文化がなくなってしまいかねない。そう考える人々の声を、観客、演劇人、関西に限らず全国の、大阪のど真ん中に小劇場を取り戻したい、と願う人々の声をひとつに集めよう、その目的でもってこれまで活動してまいりました。

 現在、会報は第四号まで発行され、本年二月二十六日までで一〇三三名の方に加入して頂いています。また、会員の方から空き物件の情報や、ご助言、HPでの紹介等、様々なご協力を頂いております。当初、会報の印刷、発行のために頂いた入会金はそれを補って余りある程となり、我々六人の呼びかけ人で会議を重ねた結果、今現在の関西の小劇場についての紹介、及び諸問題をレポートしたリーフレットを作成し、全会員に送付しようと考えています。経過報告は会報第六号でお知らせします。また、併せて決算報告も同時期に行う予定です。

 先の演劇人会議でも報告されたように、今、関西では幾つかの劇場構想が進みつつあります。が、しかし、どれもまだ全くといってよい程、予断を許さない状況にあります。結成当初、会は半年という期限付きでスタートしましたが、すでにその半年は過ぎました。会報を発行して入会者を募るという方式は会報第六号の発行(六月頃を予定しています)で終了しますが、今後もこのネットワークを生かした活動を続けたいと考えています。

 深津篤史 

 

●『劇場にまつわるシンポジウム』報告●

 一月二七、二八日の午後七時から京都芸術センター大広間において、劇場にまつわるシンポジウムを開催いたしました。昨今の劇場閉鎖の知らせを受け、劇場のありかたをもう一度考え直そうと、このような機会を持ちました。

 二七日は『劇場がより豊かな場となるために』と題して、船阪義一さん(府民ホール/舞台芸術課長)、大谷燠さん(Art Theater dB NPO・法人 DANCE BOX代表)山納洋さん(扇町ミュージアムスクエア マネージャー)、土肥真司さん(永運院住職)、樋口貞幸さん(アートコンプレックス1928勤務)をパネラーに迎え、土田英生理事長が司会役となり、それぞれの立場から様々な発言がなされました。チラシなどに告知しておりました小原啓渡さんは急な出張のため樋口さんが代わりの出席となりました。

 まず、各パネラーの皆さんから御自身の紹介として今行っている活動、もしくはそれぞれの場所での活動について説明がなされました。続いて、それぞれの場所で事業を行っていく上での問題点、またはうまくいっている点をそれぞれのかたから伺いました。様々な活動報告や意見が出されましたが、それはより豊かな劇場へ向けてそれぞれの立場からの問題提起であったように思います。パネラーの方々に共通する舞台芸術に対する熱意を多くの人が共有できれば、場(劇場)はより豊かなものとなると感じました。

 二七日はもうすこし踏み込んだ話し合いをしようと、『公立劇場に民間から芸術監督、プロデューサーもしくは、フランチャイズ劇団(ダンスカンパニー)を置く可能性とそのメリットについて』と題して分科会を行いました。

 パネラーには船阪義一さん(府民ホールALTI 舞台芸術課長)小暮宣雄さん(京都橘女子大学文化政策学部教員)川南恵さん(京都市芸術文化振興計画推進プログラム策定委員、舞台芸術コーディネーター)を迎え、理事の杉山準が司会役となり、具体的な実例をもとに話し合いがおこなわれました。

 まず川南さんから今作成中の京都市の芸術文化振興計画推進プログラムについての説明がなされました。小暮さんからは、公立劇場が全国に作られていった流れと、芸術監督制などその特性や実例を解説していただきました。船阪さんからは公立劇場内部の実情は、創作する現場の実情とは離れているという問題が話されました。

 市民のニーズを汲み取る存在として芸術監督なりプロデューサーといった人が必要なのではないか。芸術家が夢を描けるシステムとしてフランチャイズシステムは魅力的だ。ソフトに関わる担当者にせめてもう少し権限を与えてはどうか。等の意見が観客からも出されました。

 こうした会によって、劇場を市民に愛される豊かな場にしていこうという意識が、劇場に関わる全ての人にわずかでも広がれば幸いです。

NPO法人京都舞台芸術協会 杉山準 

 

●日本演出者協会「関西ブロック」が新しくスタートしました!!●

<演出家>の社会的地位や、経済的また芸術的地位を確立しようと努力し、演出家の相互交流も目的にした全国的な組織がありますー「日本演出者協会」と言います。一九六〇年に設立されていますから、千田是也(故人)、戌井市郎、木村光一などベテラン演出家が多く、平均年齢もかなり高かったのですが、近年は坂手洋二、流山児祥、鴻上尚史、宮田慶子、鈴木裕美などの次の世代も加入して、現在、四五〇人程の会員です。演出家ですから、個人加盟の団体です。ただ、集団行動による力も必要とする時があり、組織として動いています。現在の協会の活動の主なものは、・世界の演劇人(演出家)と触れる「国際演劇交流セミナー」、・演劇人養成のワークショップ「演劇大学」と地域における新しい演出家を育てる「若手演出家養成セミナー」、・賞金五〇万円という競い合いのある「若手演出家コンクール」、そして・「演出家による演出論」の出版など多彩です。これらの作業には、文化庁の補助金が出ています。楽しみながら学ぶことが出来ます。

 この日本演出者協会に、昨年の九月末、「関西ブロック」という地域での活動を担う地域ブロックが新たに誕生しました。関西もベテラン演出家の集まりでしたが、新関西ブロック誕生をキッカケに、DIVE所属の若い世代の演出家も加入し、平均年令をグッと下げて、関西ブロックという新しき顔が登場しています。二〇〇二年度の若手演出家コンクールは、大阪から参加した劇団がグランプリを獲得するという現象が生まれています。年会費は要りますが、特典もあります。海外研修や東京の劇団への招待などあります。

 今年度の関西ブロックは、六月に「演出家の養成は可能か」というシンポジウムの企画をなし、翌年一月には、「演出家養成ワークショップ」を魅力ある講師陣で開催します。

 新しい仲間、新しい企画を求めています。ぜひ、この新しい機会にご参加下さい。

 

「日本演出者協会」関西ブロック長 菊川徳之助

 

@寄稿〜その一〜

■あえてシチュアシオン

「ブッシュの戦争」が始まった ヤクザな野郎だ 大阪では不況という静かな戦争がジワジワ始まって十余年 リストラ・倒産、自殺に夜逃げ、家族崩壊からホームレス 悲惨物語がまだまだ続く 白骨街道 地獄道 ほんまかいな… 劇場だって二つ三つ店じまい 劇団数も減り公演数も減り、観客数も減り、一番大切な舞台役者の数も減っている 残るのは作家・演出家ばかり プロデュースで役者を揃えるしか公演を打つ手段はないのか!? それとも演劇センスの違いかな? 「またお前、出てんの?」 何処へ見に行っても同じ役者の顔を見る 「同じ演技やんけ!」

劇団は独自の役者を育て上げ その役者の演技を見たいためにその劇団を見に行くものと思っている 役者にとってもそれが粋なプライドだったのは昔のことだろうか ある若い座長さんは「

新人は直ぐヤメるし 育てるヒマがあるなら芝居を作りたいんです」ー合理性を追求するとそうなるなー客演者ばかりでも芝居は作れる だけど劇団という徒党はもっとオモロイ関係性があるよ、チームとして考えられへんのやろか チームの育成には手間ヒマかかるものや しかしそのチームでしかできない芝居があるものです それを求めたいねんなぁ… 役者を育てましょう! 地道に!… ヘコたれず! 劇場がつぶれても役者や芝居者が残っておれば必ず街の片角で演劇はある

危機的ではあるが小劇場はまだまだある 小屋主さん達も情熱的に運営しておられるし 親切だ まだ残っている劇場を有効に使うことが大切ではないだろうか もうバブル期の状況に戻らないのだから いまはこの不況下 生き残っている小劇場空間をもっと大切に使用してはどうだろうか こんなに小屋主さん方が熱いのだから

 野外演劇の芝居者が偉そうな事を書いてしまったが 同時代に演劇をやっている者として発言の場をお借りしました

 

犯罪友の会 代表 武田一度 

 

 寄稿〜その二 劇場から〜

■ジャングル・インディペンデントシアターは、二〇〇〇年二月に映像作品の上映会場として大阪日本橋に誕生し、同年の一〇月から演劇向けにも貸し出しを開始、現在三年目に入りました。誕生早々より上映会場から劇場へと改装を重ね、その進化は今も、そしてこれからも続いていきます。

 インディペンデントシアターは演劇に限らず様々な分野の方にご利用いただき、<都市ニ事件ヲ>起こしていきます。そのために劇場使用料は可能な限り安価に押えています。

 インディペンデントシアターは単なる貸し劇場ではなく、アットホームなクリエイティブスペースを目指しています。それは利用者と劇場が歩み寄って、より良い作品創り、空間作りを試みるということです。そのための試みとして、毎年劇場自体が劇団と手を取り合って創り手となる、プロデュース公演を開催しています。他の劇場とは全く異なる個性をもつこの空間にふさわしい公演はどんなだろうか?楽しみにしてくださるお客様にはもちろん、これから劇場を使ってみたいと思っている人たちに「こんな使い方ができるのか」

という驚きを与えられるような、そんな作品を毎年創っています。

 これからインディペンデントシアターを使ってみようと考えている皆さんには、是非他の劇場では出来ないような驚きに満ちた使い方を期待したいです。当劇場はあなたの情熱に応える工夫と努力を準備して、挑戦をお待ちしております。

劇場プロデューサー 相内唯史 

      

●会員のことば●

 

■「連帯を求めて、孤立を恐れず」

 

[賛助] 会・事業の趣旨に賛成し、(間接的に)協力すること。

「新解さん」こと、三省堂の新明解国語辞典にはこう書いてある。流石に明解である。何かにつけて<直接的>に振るまうクセのある私はいかにしてDIVEの面々と<間接的>につきあうか、今、思案しているところだ。

「フカツ、ちょっと来い!」とか、「イワサキ、どないなっとんのや!?」、あるいは、「イケダ、聞いとるんか!?」などという直接的かつ暴力的な言動は慎しみ、これからは「タナセくん、フカツくんに話しといてくれる」とか「テラダくん、イケダくんに渡しといてくれる(何をじゃ!?)」という具合いに積極的に「間接」しようと思う。そんなわけで、誰かと誰かの間にいる私からDIVE会員諸兄へ次のコトバを贈ります。

「連帯を求めて、孤立を恐れず」

以上。

 

賛助会員 小堀純(『劇の宇宙』編集長) 

 

■銀幕遊學◎レプリカントは、一九八八年に演劇・ダンス・映像・コスチューム・舞台美術など、ビジュアル・アーツのコラボレーション集団として大阪で結成。以来一五年間、小劇場はもとより美術館、能舞台、寺の本堂と境内などで作品を発表してきました。さらに九九年からは香港、タイペイ、上海、シンガポールなどアジアの各都市でも上演。今後もアジアツアーを主体にした作品づくりを目指していきます。独自の活動を続けてきたせいか、関西の小劇場に関わる人々と深い交流を持ってきたわけではありませんが、この度、DIVEに加入させていただくことで、さらに皆様方からのアドバイスやサポートをいただけたら幸いと思っています。

 

銀幕遊學◎レプリカント 佐藤香聲 

 

 

■キンキシアターカンパニーは、舞台で見せる即興演劇の劇団として誕生しました。その後、

OMSにも近い天満にある、ある会社の衣装置き場を借り、コツコツと内装を一年かけて作り上げ、今ではちょっとした劇場スペースができ上がりました。機材・小道具がなくても、ちょっとした公演なら、ここへ来ればある物は何でも使用・有効利用して、最低限の予算で出来ます。「演劇はお金がかかる、儲からない」そんな悩みを抱えずに「演劇を楽しもう」とポジティブになれるスペースにしていきたいと思っています。DIVEの会員の皆様から熱い演劇への思いを聞かせていただき、これからのスペース作りに反映させていきたいと思っています。

 

キンキシアターカンパニー ブッチリード 

 

 

●編集後記●

◆花粉症に悩まされています。一番弱いところがヤラレルと言いますが、私は多くの人と同じく鼻と目にきます。嗅覚を奪われ、視覚を妨げられても、まだ聴覚や触覚は生きてます。人の話を聞いたフリをして受け流す大人たちの言葉は聞こえます。のれんに腕押しの現状はわかります。味覚まで動員して噛み付かないで済むようにしてほしいものです。

(棚瀬美幸)

 

◆ボブがミルコに負けてしまった。技術的なものとは別の所に大きな敗因があるのだという。それまでどれだけ殴られようが蹴られようが、スタミナがなくなろうが立ち向かっていった、あの「折れない心」がなかったのだ。いろんな事が重なると簡単にへし折れてしまいそうな自分の心にボクは「待った」をかける。劇団のこと、劇作のこと、演出のこと、編集のこと、仕事のこと。逃げ道は確保せず、ただ立ち止まって向かうしかない。

(奥野将彰)

 

◆大人の世界に一歩足を踏み入れれば、そこは、ちょっと楽しげでちょっと素敵でちょっと大変すぎる世界。いろんなひとがいて、いろんな場所があって、いろんなことがあって。今回の編集作業は、わりと余裕。私も大人に近づいた……かな、なんてほくそ笑んでみたのですが。どうなることやら。次号大人な仕事っぷりを!!

(森 美幸)

 

 大阪現代舞台芸術協会(DIVE)会報 第三号           

 発行人        深津篤史

 執筆人        深津篤史・杉山準・菊川徳之助・武田一度・相内唯史・

             小堀純・佐藤香聲・ブッチリード

 地図作製       谷口アキロウ

 編集人          棚瀬美幸・奥野将彰・森美幸

    

                    二〇〇三年四月一日