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第3回目 シアターサロン「演劇のマネジメント講座」

DIVEでは、シアターサロンという、演劇活動がよりうまくいくように、また、関西小劇場の発展のために考える場づくりを不定期で行っています。
第3回目は第2回目の続いて、演劇のマネジメントに関する書籍の読書会「演劇のマネジメント講座」を行います。
演劇活動をされている方、これからしようと考えている方、なんとなく興味のある方、どなたでも大歓迎です。
本をきっかけに色々な情報交換ができる場になればいいなと思います。ぜひご参加ください。お待ちしております。

▼第3回目 シアターサロン「演劇のマネジメント講座」

日程:2017年3月29日(水)19:00~21:00
会場:DIVE事務所(ウイングフィールド5F)
対象:DIVE会員、舞台芸術に携わっている人もしくは興味がある方、文化政策やアーツマネジメントに興味がある方
定員:10名程度
課題図書:小林真理・片山泰輔監修・編『アーツ・マネジメント概論 三訂版』(水曜社)第2章と第3章
参加費:読んできた人/DIVE会員:無料、その他:500円
    読んできてない人/DIVE会員:500円、その他:1,000円
ご予約・お問い合わせ:diveosaka@gmail.com
※1月に実施した続きを行います。今回は第2章と第3章を取り上げます。なるべく読んだ上で、ご参加ください。
※前回ご参加されていない方も参加できます。

担当者のごあいさつ

こんにちは。シアターサロンの企画係の前田と申します。エイチエムピー・シアターカンパニーという劇団などで制作をしています。
まだ暑い季節にシアターサロンの1回目を開き、その時はコーディネーター役として、ゲストをお呼びし、助成金の講座をしました。まだ1回しかしていないのですが、2回目から趣向を変えて、読書会形式で「演劇のマネジメント講座」を行うことにしました。
近年、文化庁の補助金の影響などで大学と劇場が連携して演劇のマネジメントを学ぶ講座をしたり、文化施設や制作者個人が制作者講座を開いたりとよく見られるようになってきました。これらの講座では、講師の話を聞くものであったり、現場に入って実施されたり、助成金獲得や動員を伸ばすという目的がはっきりしているものが多くみられます。これらはとっても大事なことなのですが、マネジメントとは何なのか?といった基本的なことはあまり教えてもらえません。
また、受付の仕方とか、助成金の申請書の書き方とか目に見えることは、教えてもらいやすいのですが、マネジメントをする上で大事なのは、状況を分析し、今後のことを考えた上で、戦略を練ったり、アイデアを出したり、そして実践できるスキルだと思うのです。
でもそれって結果や生み出された理由は教えることができても、生み出す方法を教えることはできません。常に自分で色んな情報を手に入れ、どう応用させるか、飛躍させるか、そしてどう実践させていくかと考える訓練が必要だと思います。
そこで、この読書会を通じて、マネジメントとは何なのか?といった基本的なことをまずは考える場にし、そして感じたことや気づいたことを共有し、どう自分の活動に取り入れるかを訓練する場にしたいと思っています。
まずは、教科書のような本からはじめ、文化もしくはマネジメントに関する本を取り上げていきたいと思っています。また、演劇のマネジメント講座としていますが、芸術全般のマネジメントについて考えることにもなるかと思います。
制作者を目指す人はもちろんのこと、マネジメントに興味がある方とか、非営利組織に興味がある方とか、色んな人にお越しいただけたらいいなと思います。そしてアーティストの方も。マネジメントについて理解を深めることで、どんな制作者がほしいのか明確になり、探しやすいし、何をしてほしいか頼みやすくなると思います。
少し難しく感じるかもしれませんが、本をきっかけに色々な情報交換ができる場になればいいなと思います。どなたでも大歓迎です。ぜひ一緒にお話しできたらいいなと思います。お待ちしております。

NPO法人大阪現代舞台芸術協会とは

「創造環境の整備と舞台芸術の一層の社会化に寄与すること」を目的にして、大阪で公演活動を行っている舞台表現者たちによって、1997年に設立された組織です。2005年からNPO法人の認可を受けて、より幅広い活動を行っています。現在の大阪市の創造環境は、芸術創造館など練習施設はあるものの、現代演劇の専用劇場が無いため、現代的な舞台芸術を広く一般の方に鑑賞してもらう機会を大きく損ねています。また、舞台表現者たちが集う、拠点となる劇場がないために他の地域や海外との交流や舞台の記録を未来に残すことが大変難しくなっています。そこでNPO法人大阪現代舞台芸術協会は、各方面に働きかけて、大阪の舞台表現者たちがその力を充分に発揮出来るように環境を整え、より魅力的で柔軟性に富んだ舞台芸術がより多く大阪から生まれるように願って、日々活動しています。